風俗は社会・世相を映す鑑。その逆もまた真なり。ちょっと変わった視点から世の中を斬る甘辛コラム。内外タイムスにて好評連載中

天性珍語

 アダルトDVDで、バイブやピンクローターと並んで「三種の神器」と言えるほど、ポピュラーになったハンディー型電動マッサージ器。通称「電マ」と呼ばれるアイテムは、作品中でAVギャルにアッという間に潮を吹かせる、超強力な攻め道具として扱われている。最近では少数ながら風俗店でオプションに導入している店もある。実際、AVほどの効果があるのだろうか?

▼男が試してみてその効果が絶大なのは分かっているものの、それがそのままギャルにも当てはまるとは限らない。で、あるイメヘル嬢は、電マとローターの違いは「振動のパワーと刺激される範囲の広さ」にあると言う。「ローターの場合は感じる部分からズレると気持ちよくない。その点電マは振動部分の当たる箇所が広いから、ズレても全体が刺激されて気持いい。ローターは自分で、電マは他人にやってもらうのがいい」とのこと。この嬢の場合、電マでは2分弱で「イケる」そうで、別の嬢は90分間に21回もイカされたという話もあり、潮吹きとはいかないまでもやはり効果は「ある」ようだ。

▼となると、一度試してみる価値はありそうだ。ちなみに、電マの絶頂時間は短く、ローターは長い、という感じ方の違いもあるそうだ。
 以前女装して女性の下着を盗もうとして捕まった無職男がいたが、兵庫県尼崎市にはそれ以上の変質者がいた。

▼今月下旬の早朝、同市内の飲食店に勤める女性が自転車で帰宅していたところ、 後ろから自転車で近づいてきた男に髪の毛をつかまれ、転倒させられた。そのまま女性に馬乗りになって身体を触るなどわいせつな行為をしただけじゃなく、現金9000円の入った財布などを奪って自転車で逃走した。

▼逃げた男は、顔にストッキングを被り、ブラジャーとパンティーを着用し、身長170?のガッチリした体格だったという。かなり離れた所からでも「怪しい」ムードをプンプン臭わせているにも関わらず、5月にも同様の手口の犯行が数件起きている。警察では同じ男の犯行と見て割り出しを急いでいるが、いまだ逮捕されず(23日現在)、行動が徐々にエスカレートしてきているあたり、ずいぶんと警察はなめられているようだ。

▼インパクトが強過ぎて逆に捜査が行き詰まりになる、ということも考えられるが、この種類のコスプレ強盗は迷宮入りした3億円事件が有名だ。

▼それにしても、純粋に趣味として女装をたしなんでいる愛好家にとっては迷惑な事件であり、早く解決してしいものだ。
 気候が涼しくなりつつあっても、チカンやのぞきなどのわいせつ行為を働く不届き者はいなくならない。蒸し暑い夏場は季節柄、飛躍的に発生件数が増え、冬場は冬場で露出系が少なり、抱きつきなどの接触系や盗撮といった行為が多くなるだけで、変質者がおとなしくなることはない。先日も“ミラーマン”こと植草一秀容疑者(45)に触発されたのか、東京都多摩市の会社員(36)が駅のホームで盗撮をした疑いで、神奈川県警鉄道警察隊に県迷惑防止条例違反(卑わい行為の禁止)容疑で現行犯逮捕された。

▼調べでは、今月中旬の早朝、小田急線新百合ケ丘駅ホームで、相模原市内の高校2年の女子生徒(16)のスカート内を盗撮した疑い。かばんにビデオカメラを入れ、右足の靴に仕込んだ1?四方の小型レンズとコードでつないでいた。それに気づいた同隊の隊員に取り押さえられた。ビデオには3人くらいの女性の下着の映像が録画されていた。動機について「夫婦生活が満たされないのでやった」と話している。

▼暗に「妻が悪い」と言うのはどうか。自身の性へきを奥さんに受け入れられなかったのなら、風俗で解消すればいいだけの話だ。しかし、10代好きの中年には困ったものだ。
 教師や公務員などの不祥事が起き、そのツールとして使われている出会い系サイト。いろいろ問題があるが、出会い系とひと口に言っても大まかに「結婚相談・情報サービス系」や「趣味系」「テレクラ系」の3種類に分けられる。児童絡みの事件が起きているのは携帯電話のテレクラ系サイトだが、パソコン系サイトのブライダルサービスが人気を集めているそうだ。

▼最近は未婚率と離婚率の上昇で、ターゲットは20・30代の男女ばかりでなくなり、離婚でパートナー探しが必要になった40〜60代も対象者になりうる。しかし、世代に関係なく、いわば「店舗型」の結婚相談所に出向くのに抵抗があるもの。でも、ネットなら店舗と違い気軽に登録できる、という利点がある。そうした新規の層を開拓する方法としての「ネット見合い」が、ユーザーだけじゃなくサイトを持たない既存の結婚相談所・結婚情報サービス業社の注目を集めている。特に都心部よりは、ネット環境の整った地方都市の方でだ。

▼男余りの激しい地方の方が需要があるからだろうが、最近は“女余り”の逆転現象も起きているとか。男性は大都市へ流出してしまって少ないからだそうだ。地方版出会い系サイトは、かなり狙い目のようだ。
 出会い系で相手にダマされ、被害に遭うのはいつも男性、というのが今までのイメージだ。古くはペンフレンド募集時代からテレクラブームまで、美人局(つつもたせ)や強盗に遭った男性ユーザーは多い。女性ユーザーにも被害者いるのだが、どちらかというと犯罪に巻き込まれる危険度は男性側の方が高い。下心につけ込みやすいから“いいカモ”になりやすく、出会い系サイト全盛の現在でもカモのままだ。

▼しかし、最近は女性ユーザーがカモられるケースが増えいる。大阪で起きた事件もそのひとつだ。

▼大阪市生野区の無職の男(28)は、携帯電話の出会い系サイトで知り合った青森・弘前市の女性(26)から200万円をだまし取り、詐欺の疑いで逮捕された。調べによると、この男は昨年9月、自分とは違う顔写真を掲載してイケメンを装い、携帯電話の出会い系サイトで知り合った被害女性に「中古車の売買でダマされたので金を貸してくれ」とウソをつき、4回にわたって計202万円をだまし取った疑い。

▼今どきこんな初歩的な手口に引っかかる女性がいるなんて…。ある意味、その純朴さに感動すらするが、やはり油断し過ぎだろう。